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長いコロナ禍の不安な暮らしからどうにか抜け出せそうな兆しがみえてきました。混沌とした時勢から抜け出したい焦りが心に潜むのでしょうか。電子書籍のような新しい読書がすすむ一方で、多様に変化する読書環境のため心は乱れ、生活は忙しく、読書から離れる人が増えています。
情報が溢れ、振り回されることの多い混迷の時代には、私たちは自分の立ち位置を見失わないことが大事だと思います。とくに、ことばを身につける時期の子どもにかかわる者としては、子どもの幸せのために、自分が何をしたいのか、見つめなおしてみる必要があるのではないでしょうか。 -
今年はリリアン・H・スミスの『児童文学論』を読み直してみようかと思います。迷いの中にいるときは、基本に立ち返ってみることが大事です。長年、大人と子どもが読み継いできた児童文学の遺産の価値を再確認するための、よい道しるべになると思います。 読み聞かせも、お話も、ブックトークも、また、新しい作品を理解し、たのしむのも、小さな営みのようですが、これらにかかわる人びとの情熱と時間との総量が混迷の時代に、価値あるものを次世代に手渡すエネルギーになるのだと思います。
講座監修 上田 由美子
子どもと本をつなぐ人の養成とスキルアップのためのセミナーを提供しています。
個々の教育機関や図書館では実現の難しい、多彩なラインアップを誇っています。
コース紹介
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子どもと本をむすぶコース
人が生きていくうえで欠かせないことばの力の基礎は、子どもが生まれてからほぼ十年のあいだにつくられます。この時期、子どもたちがよい絵本や物語と自然に、日常的に出会うことはとても大切なことです。ことばの宝庫である本の環境をととのえ、子どもと本をむすびつけるために私たちにできることは何か、を具体的に考えます。
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講師紹介
- 上田(上條)由美子
- (翻訳家・前大阪YWCA千里子ども図書室代表)
- 川上 博幸
- (元枚方市立図書館・元関西大学講師・元香芝市民図書館館長)
- 田尻 美知
- (大阪YWCA千里子ども図書室代表・元松山大学非常勤講)
- 仲上 幸子
- (大阪YWCA千里子ども図書室・元博陵学園みくま幼稚園教諭)
- 中西 美季
- (元神戸市外国語大学非常勤講師・元神戸松蔭女学院大学非常勤講師)
- 村川 京子
- (大阪YWCA千里子ども図書室・関西学院短期大学非常勤講師・元大阪人間科学大学教授)
- 山本 淳子
- (大阪YWCA千里子ども図書室・元梅花女子大学非常勤講師)
- 岩田 淳子
- (大阪YWCA千里子ども図書室)
- 立野 智子
- (大阪YWCA千里子ども図書室)
お申込み・お問い合せ
- 大阪YWCA専門学校 子どもと子どもの本の講座担当
- 電話:06-6361-2955
- FAX:06-6361-2997
- e-mail:college@osaka.ywca.or.jp